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​日韓夫婦のちょうどいい暮らし

配当金生活にはいくら必要? 生活費300万円なら必要資産はいくら? NISAと課税口座で比較

執筆者の写真: MUU
MUU
10月17日
読了時間: 6分

配当金生活をするには、いくらの資産が必要なのでしょうか。

今回は、年間生活費300万円を配当金で賄う場合を考えてみます。

配当利回りを4%とすると、必要な資産は7,500万円。

ただし、これは税引き前の配当金が年間300万円になる計算です。

NISA口座と課税口座では、受け取れる配当金の手取り額が変わります。

同じ年間300万円を使いたいと思っていても、必要な資産は変わってくるのです。

1.配当金生活に必要な資産は7,500万円? それとも9,400万円?

まずは、年間生活費300万円をすべて配当金で賄うと仮定して計算してみます。

配当利回りは4%とします。

年間生活費300万円 ÷ 4% = 7,500万円

つまり、税引き前で年間300万円の配当金を受け取るには、7,500万円の資産が必要という計算になります。

ただし、課税口座で受け取る配当金には、原則として20.315%の税金がかかります。

手取りで年間300万円を確保したい場合、税引き前では約376万円の配当金が必要です。

376万円 ÷ 4% = 約9,400万円

このように、課税口座だけで考えると、必要資産は約9,400万円になります。

同じ年間300万円を生活費として使いたいのに、必要資産には約1,900万円もの差が生まれるのです。

もちろん、これは配当利回り4%、税率20.315%という条件で計算した目安です。

実際には、NISA口座と課税口座の割合や、保有銘柄の配当利回りによって必要な資産は変わります。

NISA口座では、所定の条件を満たす配当金は非課税になります。

一方、課税口座では税金が差し引かれます。

だからこそ、配当金生活を考えるときには、税引き前の金額だけでなく、実際に手元に残る金額で考えることが大切なのです。

2.配当金生活に必要な金額は、人によって違う

ここまで、年間生活費300万円を配当金で賄う場合を考えてきました。

でも、必要な生活費は人それぞれです。

独身なのか、夫婦なのか。

ゆとりのある暮らしをしたいのか、必要最低限の生活でよいのか。

65歳から年金と組み合わせるのか、セミリタイアを目指すのか、それとも完全なFIREを目指すのか。

人によって、必要な金額も目指す暮らしも違います。

私たち夫婦の場合、生活費は年間300万円を想定しています。

ただし、配当金だけで年間300万円すべてを賄おうとは考えていません。

私たちが目標にしているのは、税引き後の配当金で年間200万円です。

残りの生活費は、年齢に応じて働く収入やiDeCo、年金などを組み合わせて補う予定です。

つまり、必要な配当金を200万円に設定し、それ以外の収入を人生の節目に合わせて組み合わせていく考え方です。

3.毎月の生活費を把握することから始める

配当金生活を考えるなら、まずは自分たちの生活費を把握することから始めます。

私たち夫婦がセミリタイアしたときに必要だと考えている生活費は、最低限で月25万円です。

25万円 × 12か月 = 年間300万円。

この金額には、社会保険料なども含めて考えています。

まずは毎月の支出を見直して、食費、光熱費、通信費、日用品、保険、車のガソリン代など、生活に必要なお金を確認してみるとよいと思います。

今の生活費を把握することはもちろん、将来の暮らしで何が変わるのかも考えておきたいところです。

子どもが独立する、住まいが変わる、車を手放す、年金を受け取る。

そうした変化によって、必要な生活費も変わっていくからです。

そして、年間生活費がわかったら、先ほどのように配当利回りを使って必要資産の目安を計算します。

ただし、配当利回りは一定ではありません。株価の変動や減配によって受け取れる配当金が変わることもあります。

計算した金額は、将来を考えるための目安として使いたいと思っています。

4.私たち夫婦は、年齢に応じて不足分を補う

私たちの場合、年間生活費300万円という想定はありますが、配当金だけで300万円を賄う計画ではありません。

目標は、税引き後の配当金で年間200万円。

不足する100万円は、その時点で利用できる収入や資産で補っていく予定です。

52歳から60歳までは、働いて補う

セミリタイア後も、必要に応じて働く予定です。

配当金だけですべてを賄おうとするのではなく、働く収入を組み合わせて生活費を補います。

60歳から65歳までは、iDeCoも組み合わせる

60歳以降は、あらかじめ準備してきたiDeCoなども組み合わせる予定です。

受け取り方や税金などを考慮しながら、不足する生活費を補っていきたいと思っています。

65歳からは、年金を組み合わせる

65歳からは、夫婦の年金を受け取る予定です。

現在想定している年金額は、夫婦で年間154万円です。

ただし、これは額面での見込み額なので、実際に生活費に使える金額は、税金や社会保険料などによって変わります。

そのため、年間生活費300万円から年金154万円を単純に差し引いただけでは、65歳以降に必要な配当金を正確に計算することはできません。

年金の手取り額や、その時点で必要になる社会保険料などを考慮しながら、不足する生活費を配当金で補う計画です。

配当金を育てながら、働く収入、iDeCo、年金を組み合わせる。

これが、私たち夫婦の考えている暮らし方です。

5.配当金を受け取ったあとの資産は、どう使う?

配当金生活というと、配当金を受け取ることに注目しがちです。

でも、受け取った配当金を何に使うのか、そして残った資産を将来どうするのかも、大切なことだと思っています。

私たちの場合、配当金は日常の生活費に使います。

食費、光熱費、通信費、消耗品、サブスク、保険、車のガソリン代など。

特別なことに使うというより、今の暮らしを支えるためのお金です。

私たちの計画では、住まいにかかるお金は別途大きく必要にならない想定ですが、実際には修繕費や維持費なども含め、その時点の住環境に合わせて考えていく必要があります。

そして、私が配当金を育てている理由のひとつは、次の世代に資産を残したいと考えているからです。

株式を保有し続ければ、配当金を受け取りながら、将来、子どもに引き継ぐこともできます。

ただし、相続税なども考えると、すべてをそのまま残せばよいとも思っていません。

75歳から80歳くらいになったら、少しずつ現金化することも選択肢のひとつだと考えています。

病気や認知症などによって、自分の意思で資産を管理することが難しくなる前に、できることは準備しておきたいものです。

もちろん、実際にいつ、どのように現金化するかは、そのときの健康状態や生活費、税制などを踏まえて判断することになります。

6.必要な資産は、人生の節目ごとに考える

配当金生活に必要な資産は、人によって違います。

そして、同じ人でも、年齢や暮らし方によって必要な金額は変わっていきます。

まずは毎月の生活費を把握すること。

次に、何歳のときに、どのような収入があり、どれだけの資産が必要なのかを考えること。

そして、資産を使う時期や、次の世代に引き継ぐ方法まで考えておくこと。

私は、そんなふうに人生の節目ごとに必要な資産を考えていきたいと思っています。

いくら資産を持つかだけではなく、その資産を自分の人生の中でどう使っていくのか。

それも、資産形成を考えるうえで大切なことだと思います。

※本記事は個人の経験や考え方をもとにしたものです。株価、配当金、年金額、税制などは変動する可能性があります。計算結果は一定の仮定に基づく目安であり、将来の運用成果を保証するものではありません。投資や資産管理に関する判断は、ご自身の状況に応じて行ってください。

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